投稿者「ezounagiinu」のアーカイブ

三つの峠を越える(苫小牧、支笏湖、大滝、白老を周回)

苫小牧から樽前山の肩を抜けて支笏湖岸を抜け、美笛峠を経て大滝村、三階滝から白老の森野へ抜ける周回ルートです。樽前の肩は峠ではありませんが合計三つの最高点を含む約100kmのコースです。

スタート地点の女性像

スタート地点の女性像

出発は苫小牧と白老の町境にあたる女性像のある空き地からとしました。かなり小さいですが車をおけるスペースがあります。何故か草原に女性像を頂いた塔柱がぽつんと立っているのが目印になります。背景は砂利取り場らしき作業場があって殺風景ななかにヌード像が立っているのは不思議です。ホッキの町をアピールする看板もあります。 ここから国道36号沿いを苫小牧側に戻り、左に古いサイロが見えたら左折して線路を渡ります。錦大沼への入り口ですが、線路を渡って程なく右折して苫小牧駒澤大の横を抜けて進みます。広い道が住宅街の中を抜

目印のサイロ

目印のサイロ

けてゆきますと苫小牧西インター左折の看板が出ますから左折します。道々141号です。この道が樽前の肩までまっすぐに登ってゆきます。最終コンビニは右側にあるサンクスです(走行時点調べ)のでここで食べ物なり飲み物なりを補給です。この先は大滝の道の駅まで補給不可能です。道は錦多峰川(にしたっぷがわ)沿いを進みますが程なく川の右岸へと別れ高度を上げてゆきます。道路状況は、道幅二車線で十分、路肩もほどほど広く安全です。この道は路肩に野いちごが多く自生しており、この時期は赤い実が目を楽しませてくれます。民家は苫小牧西インターを過ぎるとほとんどなくなり周囲は森林です。車の通行量は数分に一台程度で、山道のせいかバイクの集団が時々爆音を響かせて追い抜いてゆきますが、それが去ると静寂に包まれます。それなりに熊もいる場所なのでちょっと気味悪くなるときもあるほどです。

樽前の肩

樽前の肩

樽前の肩に着くと小さな車置きスペースがあり一休みできます。ここから左折して更に登れば駐車場のある樽前の登山口となり、今回は右折して支笏湖側におります。道は今までより狭くなり一車線半ほどの広さです。舗装面も若干あれている印象です。ブラインドカーブもありますし上ってくる車が逆車線に入ってくることも時々ありますから調子に乗って飛ばさぬ方が無難です。程なく支笏湖岸の道である国道276号に合流します。合流点にはやや広い駐車スペースがあり休憩が出来ます。 湖岸の道路は二車線で路肩はまあまあの広さ。交通量はこれまでとは一転して多めです。切れ目なし、とまでは言いませんが静寂に包まれる、なんてことはないです。支笏湖岸は全くの平らな道ではなくて、風不死岳(ふっぷしだけ)が湖岸にせり出して切り立っている場所を高巻いてゆく関係で何度かアップダウンを繰り返します。途中に苔の洞門と呼ばれる涸れ沢があります。現在は中を歩くことは出来ず観察用の展望台から見ることだけが出来ます。湖岸にはトンネルが一つあり(支笏トンネル)今回の走行方向だと右側、湖側に歩道があります。トンネルはかなり狭く長さもあり自転車が走ると車にはちょっと迷惑かもしれないレベルですのでこの際観念して歩道を走った方が安全ですが、車が次々と流れてきますから道を渡るのに苦労します。中は照明乏しくかなり暗いです。当日の私のライト(キャットアイUNO)では照度不足な感じ。これを抜けると美笛のキャンプ場入り口となります。

美笛峠途中の東屋

美笛峠途中の東屋

ここからが美笛峠の登りの始まりです。まず小さなトンネル(美笛トン

ゴミ捨てるな!

ゴミ捨てるな!

ネル)を抜け、右に美笛川の清流を眺めながらの緩い登りです。暫く行くと両車線にそれぞれ駐車スペースが現れ休憩用の東屋まで用意されております。本格的な登りの前に休むならここでしょう。この先はやや傾斜がきつくなりますが、だらだらと登ってゆくうちに道がジグを切るようになると峠です。峠自体は滝笛トンネルの中ですからトンネル手前に石碑のある休憩所が用意されています。トンネルは支笏トンネルよりは広さがありますし歩道自体は人一人がやっとという幅ですのでそのまま路肩を進みました。あまり気持ちのいいトンネルでは

東屋前の里程標

東屋前の里程標

大滝道の駅

フォーレスト276

ないです。トンネルを抜けた先にもちょっとした広場があります。この先は一気の下りです。路面は所々にアスファルトの穴がありますが概して良いです。やがて左に大滝道の駅、フォーレスト276が見えてきます。ここが今回のルートで最大の休憩地点になります。当日はお盆の最終日だったせいか多くの車で賑わっておりました。道の駅本体にはラーメンなどを出す食堂と地域の物産館があるのはおきまりですが、ここでは石窯ピザを出していてこれを食べてみることにしまし

石窯のマルゲリータ

石窯のマルゲリータ

た。しかし注文方法が中々分かりづらい。食券制なのですが食券販売機には「石窯ピザ」というのがない。迷った揚げ句にソフトクリームなどを売っている女性に尋ねたところ、そこでプラスティックの食券を売ってくれました。石窯の近くの木製テーブルで暫く待つと番号を呼ばれ、出てきたピザは中々結構なものでした。ログハウス風の建物も良いです。また別棟で「きのこ王国」という施設も営業しております。こちらは仁木町や喜茂別にも姉妹店があるのですが、ここが本拠地のようです。 さてここを後にしてもう少し下ると道は三叉に分かれます。右は広島峠を経て尻別川上流域経由で喜茂別へ、左は大滝村から北湯沢、洞爺

三階滝

三階滝

湖へとなる国道453号です。左へ進みます。程なく「三階滝左折」の看板が出ますから左折して長流川(おさるがわ)本流を渡ります。道々86号で三階滝川にそって上る道です。良い道で交通量も少ないです。名前の由来の三階滝は分岐点から1km程でつきます。公園が整備されております。これを過ぎると白老までは水などの補給は不可能となります。ひたすらの登りが続き、途中にホロホロ山の登山道入り口があります。ここも何となく熊でも出そうな雰囲気がある道ではあります。車が暫く通らないときには大声を出してみた方が良いかも。やがて高原状の雰囲気になってくるといよいよ登りも終わりとなります。最後は覆道とトンネル

ホロホロトンネル

ホロホロトンネル

となり峠はこの中にあります。ホロホロトンネルです。峠名はホロホロ峠というのですがあまり地図には書かれていないようです。登りの途中から霧雨に包まれていたのですがトンネルの向こう側は完全な雨に近い状態で、下りに備えてヤッケを着込みました。 四季彩休憩所という駐車スペースがあります。ここからは森野まで一気の下りです。腕に覚えのある方なら70km/hr位の高速で下れるかも。私は道も濡れていたのでせいぜい50kmどまりで下りました。途中に覆道やトンネルがありますからヘッドライトやテールライト

四季彩休憩所

四季彩休憩所は雨

は点灯すべきでしょう。この付近は北海道一番の豪雨地帯ですからしばしば通行止めになる道でもあります。道がようやく平らになるところが森野で、キャンプ場があります。牧場などを眺めつつ下り基調の道を進み、やがて白老市街左折の看板から左に折れるとポロトコタンに出て線路を渡れば白老市街です。曲がり角には生協があり、ここまで来れば食料などの心配はなくなります。後は国道36号に合流して出発点までは一走りとなります。

 

三つの峠の旅 三峠の旅高度グラフCatEyeAtlasの該当ページはこちらこちら

 

 

 

おまけは帰りに寄った虎杖浜のアヨロ温泉のワンちゃんでした。大人しい良い犬である。

アヨロ温泉の犬

札幌ビール庭園を楽しむ旅

休日、朝遅く出発するにはちょうど良いコースです。最後はビール庭園で一杯やって汽車に乗りますからたためる自転車が良いです。私は断然ブロンプトンです。

コースは札幌からおきまりのエルフィンロードをたどり、北広島手前から道々46号に出ました。少し江別側に戻って共栄の交差点から長沼、三川方面に右折します。国道274号三川国道です。曲がってすぐの「そば天国」でまずは腹ごしらえをします。ここの庭は結構笑えます。大きなお地蔵さんを祭るお堂があるのもユニークですし、池の鯉に餌をやれと(「やるな」ではない!)かかれていてわざわざ餌が置かれております。試しに投げ込んでみましたが鯉は見向きもしませんでした。古い郵便ポストも置かれてあり何とも不思議系です。ここを超えると飲食はマオイ道の駅近辺まで出来ませんから、と言いたかったのですが、今回は少し走ると、なんとありました。千歳川のたもとにおにぎりとお米を売る店を開いております。前からここの存在は知っていたのですが私の通る時期にはやっていた試しがありません。ここのおにぎりは100円で、使っている米が良いらしく、また「しその実」など珍しいものもあってコンビニのおにぎりとはひと味違います。同じく千歳川のたもとには防災ステーションがありトイレが借りられます。靴を脱いではいるシステムで大変静かです。トイレもきれいですよ。

この先は長沼への三叉路を無視して直進し三川方面に向かいます。三叉路部分にはアイスクリーム店とジンギスカンの店があります。本来は車道を走るべきですが、歩行者がいないし歩道が右側に整備されているのでこれを使って進みました。速度の上がらぬブロンプトンなら許してくれるでしょう。歩道は途中で途切れますのでここで道を渡って本来の車道に戻りました。広々と広がる石狩平野の風景を楽しみながら進みます。車の通行量は流石にそれなりのものがありますが、道幅が広いので怖い思いをすることはないです。左にかねひろジンギスカンのドライブインが見えてくると三角屋根のマオイ道の駅(マオイの丘公園)はもうすぐとなります。

ここは春から秋まで地元の農産物を直売する市場が開設されるので人気のスポットです。道の駅本体の建物は上に食堂がある立派なものです。緑地も整備されていてちょっとしたベンチやテーブルも設置されていますからここでおにぎりを食べてみました。

ここから少し戻ってセイコーマートの所から左側に曲がり国道337号に入ります。この道は三川国道よりは交通量がぐっと減りますが、千歳の自衛隊が先にある関係で自衛隊の特殊車両が多く通ります。しばらく若干の登り道に耐えるとマオイ丘陵の裾野を進むことになります。右手やや眼下には石狩平野が広がって見え爽快な気分で走ることが出来るでしょう。途中の泉郷(いずみさと)近辺にはピザやソフトクリームを売り物にしている店やフランス料理店、ドライフラワーの店など楽しみが多いです。今回は地元の農家の直売所と蕎麦屋がある「ふれあいファームいずみ」に寄ってみました。そばは十割の田舎蕎麦がありましてそれを頼んでみました。すごい蕎麦という訳ではないですが、まあまあでしょう。直売の物産は流石に安いです。ズッキーニが108円で、コリャ安いワイと買ったところ「二本で108円なんですけど」といわれてびっくり。結局二本のズッキーニでフロントバッグが重くなりました。

さらに進むと右手の川のほとりに松原温泉が見えてきます。その手前の信田温泉はかつては褐色のモール泉として知る人ぞ知る温泉でしたが現在は営業していないらしく入り口にはプランターが置かれてふさがれておりました。松原温泉もコーラ色のモール泉です。

ここを過ぎて単調な道を行くと道東道の下をくぐります。手前の左右に林の広がりがありますが、実はこの辺がキウス周堤墓群です。クレーター状の土の盛り上がりがいくつもあり、注意してみると人工的に作られた構造物である事が分かります。

道東道をかわすと道央圏連絡通路という自動車専用道が左に見えてきますが当然自転車は入れません。車はこちらに入りますので交通量はぐっと少なくなります。道なりにひたすら進むのですが、祝梅の辺りで大きく右に曲がり千歳の手前でT字道となります。左に曲がると千歳基地です。ここをまっすぐ進む手もあるのですがわかりやすいのは素直に右折して千歳川に向かう道です。清流千歳川を渡るとすぐに左折し、千歳道の駅サーモンパークへと進みますが、今回はその手前でもう一度千歳川を渡り直し梅ヶ丘、日の出と進んで千歳アウトレットモールレラを覗いてみました。近辺には大きな蕎麦屋もありますし、当然ながらモールの中にも飲食コーナーがあります。南千歳駅隣接ですからここから汽車に乗ってしまう手もあります。実はこの日も雨が降り出しそうでそうしようかと迷いました。しかし積年の夢?だったサッポロビール庭園で一杯、をやろうと思い立ち戻ることにしました。

千歳駅前の通りである道々258号を恵庭方面に戻り国道36号と合流するとビール庭園への曲がり角はすぐです。私は汽車の駅からビールを飲める場所は直結しているのかと思っておりましたが全くの間違いでした。駅自体は無人駅で本当に寂しいものです。駅前にはちょっとした広場があるばかりで公衆トイレがぽつんとあります。ここからビール庭園のレストランヴァルハラまでは300m位は離れております。自転車を完全にたたんでしまうと汽車に乗るまでに難儀しそうです。幸い庭園自体は相当に広く自転車を置く場所くらいはいくらでもありますのでレストラン入り口の近くに自転車を縛り付けビールを一杯頂いて駅でブロンプトンをたたみました。ヴァルハラではお願いすると汽車の時刻表をくれますので次の汽車の時間までビールを堪能できます。食べ物はジンギスカン他色々です。なお工場の見学は前日までの予約が必要となるようです。他にもパークゴルフ場などがあります。ビール庭園駅では汽車は完全な普通列車しか止まりませんので札幌まではかなりのんびりした旅になります。その分すいていますから自転車を積むにはかえって良いでしょう。

 

札幌ビール庭園へ

札幌ビール庭園へ

望来から正利冠へ

石狩河口橋を渡って八幡から望来、正利冠(まさりかっぷ)の沢筋から高岡へ抜けるルートは以前スウェーデンヒルズから入るルートを紹介してありますが、八幡付近から望来の崖上(無煙浜の上)に至る道はルートの取り方を間違えると舗装が続かず苦労するところです。今回私もルートを間違えて砂利道をロードバイクで走る羽目になってしまいました。間違いも含めて紹介いたします。

当日は晴れ。風が強い日で、川に沿っての風はかなりのものでした。石狩河口橋を渡るときには慎重に歩道上を進みましたがそれでも自転車が横風を受けて倒されそうになるほどで、車道でふらつくと衝突の危険があります。石狩川を渡るときにはどの橋でも注意が必要なことがあります。無理は禁物です。渡りきると八幡の交差点に着きます。コンビニがありますし、石狩丼を売りにしている「とみき」という食堂が楽しいです。まずはここで腹ごしらえ。当日はワタリガニ半身とメロンがサービスされておりお得です。あまりの風の強さのせいでしょう、トンボが上手く飛べずに捕まれるものがあるとすぐに止まりたがります。私の靴にも手にも止まってきて面白いほどでした。

八幡付近。石狩川沿いは砂利道なので注意。

八幡付近。石狩川沿いは砂利道なので注意。

さて八幡を過ぎてまもなく、適当な道を左折して海側の車の少ないルートを探りました。ログでは墓場の中を通って石狩川右岸の道に出ておりますが、これは大失敗です。石狩川右岸の道は程なく砂利道となってしまいロードバイクでは走れません。結局聚富川(しっぷがわ)に沿って国道側に戻り、一旦国道に出て地蔵さんのある五叉路から再び海側の道に入りました。他にもうまいルートがあるのかもしれませんが、この地蔵さんの五叉路までは国道を走るのが無難のようです。この先は一応舗装路が続き、ゴミ処理上の横を通って無煙浜の崖上まで一本道が続きます。車は崖上の別荘地から下ってくる人たち以外はほとんどおりませんので極めて快適です。聚富地区は廃屋が所々にあって写真にはもってこいです。崖上の別荘地を過ぎると望来までまっすぐに下ってゆけます。

望来から正利冠への道

望来から正利冠への道

高岡地区

高岡地区

国道との出会いには民家を利用したカフェがありますが当日は休みでした。すこし石狩側に戻って正利冠川に沿って山側に入ります。野菜の直売所があり、それを過ぎると簡易信号のある四叉路となります。まっすぐに川沿いを進むと山登りとなるのですが、今回は右折します。一気に坂を登ると台地状となって、道なりに進んでゆきます。車は時々抜かしてゆく程度で気になりません。やがて高岡地区に至り、大きく右にカーブを切って川を渡ると簡易信号のある交差点に至りますので右折します。あとは道なりに進んでゆくと国道に出て、これを右折すれば八幡の交差点はすぐです。

ちょっとした散歩にはちょうど良い30km強の距離のコースです。なお望来を過ぎると水の補給は出来ません。

望来一周   mourai2

滝川から芦別、深川へ。道々の旅

滝川を起点に、主に道々を使って周回するルートを考えてみました。予想では交通量の少ない素晴らしい道が待っているはずです。

滝川までは汽車の旅。札幌駅を午前6時発の始発普通列車です。今回初めて始発に乗ったのですが、札幌駅の券売機が動き出すのは午前5時40分出あることを知りました。それまでは券も買えないのです。駅そのものはかなり前から開いておりますのでちょっと不思議な感じがします。北海道のICカード乗車券の使える範囲は札幌を中心に、北は岩見沢、西は小樽、南は苫小牧までです。(2014年6月現在)従って滝川まで行くならば切符を買う必要があるのです。始発列車はそれなりの乗客がおりますが、楽に座ることが出来ました。自転車を持った同好の士も一人いて頼もしいです。コンビニで買ったおにぎりをかじりながらガタゴトと進むと8時頃に滝川駅に着きました。同好の士は富良野行きに乗り換えたようです。私は駅前でBD-1を組み立てて準備完了です。

空知大橋付近

空知大橋付近

この日はBromptonにするかBD-1にするか迷ったのですが、知らない道でのトラブルはいやなので修理の楽なBDを選びました。滝川はちょうど駅の付近で道の交差角度が大きく変化する不思議な区画割りの町です。おそらくは札幌側からの区画と深川側からの区画割りが独立に作られた結果なのではないかと勝手に想像します。駅を出て程なく空知大橋をわたるとすぐの道を左折します。これが道々227号の起点です。早朝のせいもあるのでしょうが、交通量は少ないです。時々車が追い越してゆく程度です。路面の痛みも少ないので走行抵抗も低く、大変快適です。程なく滝川バイパスが頭上を越えてゆきます。つまり滝川バイパスからはこの道に直接入ることが出来ないのです。更に進むと高速道の下をくぐります。周囲はのどかな畑作地帯です。

歌志内付近

赤平で国道に出る

鮫淵トンネルから赤平市になります。そして空知川を左に見る頃となると赤平市に着きます。少し行くと見事な竪坑が出迎えてくれます。住友赤平炭鉱の竪坑跡です。茂尻地区の手前で歌志内との分岐になりますので左折し国道に出ます。これが38号線になります。このルート初めてのコンビニが出てきますのでとりあえず腹ごしらえを。

芦別付近

芦別にて。ガタタンを求めてさまようログ。

道なりに進んでゆくと芦別市街となりました。今回たどる予定の道々4号は町の手前から山側に入ってゆくのですが、今回は芦別道の駅に寄ることと、名物「ガタタン」を食べたかったので市街地まで入ってみることにしました。芦別の町はほぼ中央に空知川にかかる見事な吊り橋が架かっており、これを渡ると対岸には巨大な観音像がそそり立ち、その周囲にも立派な建物が建っているのが望めます。かつての芦別レジャーランド、その後「北の京あしべつ」として営業していた施設です。現在は営業を休止しているようですが観音様がとても立派で川のこちらからでも見応えがあります。問題の「ガタタン」をどこで食べるか迷いました。元祖の店は既になく、後で知ったところでは今では上芦別の店が有名ならしいのですが、当日はそんなことは分かりません。さんざん探し回った揚げ句、町中の「きんたろう」という店で「ガタタンラーメン」を食べてみました。割とあっさりとしたあんかけラーメンといった感じでしょうか。あんかけのせいで腹持ちは結構良いようです。

小金水松付近

黄金水松を目指すログ

さて腹も満たされたのでいよいよ道々4号をたどることにします。この道は新城峠を越えて深川へと向かう道なので当然ながら徐々に登ってゆくこととなります。単調な田園地帯の道です。交通量は初めから少ないですが、途中で右折して空知川橋を渡る頃にはほとんど車に抜かれることがなくなるほどの静かな道となります。極めて快適です。黄金地区には「黄金水松」という見事なイチイの木があり、これを見に寄り道いたしました。はっきり言って自転車で行くと後悔します。かなりの登りです。でも黄金水松は確かに見事な大木でありますから根性があるならば登ってみる価値はあるでしょう。新城は「芸術の町」などという幟を立てておりましたが、要するに廃校に郷土の作家の作品を集めて展示しているという事のようでした。静かな良い町です。新城峠は駐車場、トイレ、東屋があって休むには良いでしょう。眺めの良い峠の多い北海道にあっては特筆すべきほどの眺めとは言えません。それでも丘陵地帯の景色を眺めながら静かな東屋でごろ寝をするのも一興でしょう。

峠からは一気の下りとなり一瞬深川市を通った後旭川市の行政区に入ってゆきます。深川左折の青看板を無視して進み、その先の音江地区で「深川左折」の看板で左折すると最後の道々79号に入ってゆきます。だらだらとした登り道です。これまた車はほとんどおらず果樹農家の多い地帯をじりじりと登ってゆくこととなります。登り切った所が戸外炉峠なのですが標識などは一切なく、峠の展望台はここからかなり下ったところにあります。峠の名前に掛けてトトロの猫バスが畑にぽつんと置かれております。あとは深川道の駅「ライスランドふかがわ」まで一気の下りです。ライスランドはひどく混雑していますので早々にここをあとにし、出発地点まで戻ることといたしましょう。国道12号は北海道の基幹道路ですから流石に交通量が多いです。少し走ると左に奇妙な蕎麦屋が見えてきました。「ななつぼし」という店です。何しろウインドウに蕎麦屋には似合わない胸像が二体も置かれております。これはいったいどんな店なのか興味をそそられました。入り口では大工仕事をしております。これも不思議系です。店の中はかなり散らかってましたが私はこんな事ではめげません。客は一人。時間が遅かったのですね。店主は気さくな人で、頼んでから蕎麦を打つという懲りよう。その時の気分で蕎麦の量が微妙に変わるようです。「今日は大盛りに近いね」などと言いつつ出された蕎麦は中々のうまさ。サービスのコーヒーまで頂いて最後の走りとなりました。滝川道の駅を過ぎいよいよ滝川バイパスの曲がり角がやってくると二度の下りをへて滝川市街にはいって終了となります。

このルート、交通量は相当に少なく快適ですが路面は良いです。赤平、芦別はコンビニなど補給場所もあります。補給困難なのは芦別〜深川間ですが、大した距離ではないです。穴場的なルートです。距離は80km位です。

滝川芦別の道道sinjotouge

 

Cateyeのページはこちらこちら

石狩太美から望来の崖の上を走る

札幌から石狩川以北を目指す場合、どの橋を渡るのかが迷いどころです。最も亘りやすいのは札幌大橋でしょう。今回もこのルートをとることにしました。

福移小中学校

福移小中学校

当日は仕事があったので職場まで出かけて、昼少し前に出発しました。まず丘珠線を北上します。普通なら中沼の横に出ずに、あいの里方面に左折するところですが、この日は気まぐれを起こして中沼北側の道を走ってみました。ここは意外と車が少なくて良いコースでした。やがて三角点通りに合流して左折し道なりに進んでゆきます。途中で「福移小中学校」の看板が右に見えました。田舎なら珍しくもないのですが大都市の札幌市立で小中学校というのは珍しいです。どんな学校だろうと思い右折して寄り道です。屋上に天文台のある立派な校舎でした。校庭には山羊か何かを飼っているような厩舎もあってうらやましい限りです。

学校を過ぎると程なく石狩川の堤防に突き当たり、堤防の上の道を走ります。初めは簡易舗装ですが途中から砂利道になります。MTBなので構わず進みます。当然ながら車はゼロです。前方には石狩川の鉄橋が見えてきて雄大な石狩川の景色が望めます。石狩川を吹き上ってくる風が強いです。

石狩川堤防を行く

石狩川堤防を行く

本庄睦男文学碑

本庄睦男文学碑

鉄橋下をくぐり札幌大橋に出ます。川上側には歩道があるのでここを走った方が無難です。橋を渡るとすぐ右に本庄睦男の文学碑が見えてきます。ここには汚いですがトイレもあります。渡ってすぐの信号を渡って左に入ると石狩太美となり、遥かに右手にはロイズの工場が見えますのでいつものように寄り道してソフトクリームをなめることとしました。この日は天気は良いのですが風が強く、往きは終始向かい風で消耗しました。

やさいの岡

やさいの岡 春の野菜が売られてました

太美駅横を抜けてわずかな市街を北の丘を目指して進みます。丘の上にはスウェーデンヒルズと名付けられた北欧風の瀟洒な住宅が並ぶ宅地が広がっています。頂上付近にはゴルフ場もあります。ゴルフ場入り口を過ぎて丘を登ってゆくと左手に野菜の直売所が見えてきました。春浅いこの時期に野菜なんてあるのかと思って覗いてみましたが、ハウスものらしいアスパラやサラダ用の葉物が売られていてつい買ってしまいました。

ここから丘を下ってゆきます。少し行くと右に広域農道が分岐しますのでこちらへ右折します。この後は道なりにまっすぐ進んでゆくこととなります。途中一度低くなって川を渡るのは高岡地区です。湿地では水芭蕉が花盛りでした。ここからもう一度登りに耐えると左手に国道が見えてきて望来はすぐそこです。

高岡の水芭蕉

高岡の水芭蕉群落

望海

味の望海

望来で何か食べようと思っていたのですが、いざ市街地に入ってみると食堂らしきものは中々見つかりません。セイコーマートが一軒ありますが、ここまで着てコンビニ弁当も寂しいなと思って辺りを見回しますと、民宿兼食堂の「味の望海」という店ののれんが揺れていました。いかにも田舎の食堂といった感じの素朴な店です。ここで焼き魚定食を頼みました。内容は、まあ特筆するほどではないです。でも量は多いので走る身にはありがたいです。またここのすぐ近くには捨て犬を保護して里親を探している「わんわん救助隊」という団体が犬たちを連れてきて里親さがしをしていました。その犬を見ようと集まってきた人たちの車で賑わっていて軽い渋滞が起こるほどの盛況でした。

望来絵画館

望来絵画館

聚富の廃屋

聚富の廃屋には水仙が

望来からは国道を離れて崖の上の道に入りました。この一体は別荘団地となっていて傾斜地に面白い建物が多数建てられております。登ってすぐの高台には「リップル」というピザハウスなどもあって中々賑やかです。強い風が吹き抜けてゆきます。崖の上からの眺めは流石に素晴らしく、春の光に輝く日本海が遥か先まで遮るものなく望まれます。今回はここで面白いものを見つけました。「望来絵画館」というのですが、札幌の北海道画廊のご主人が、ほとんど趣味でやっている美術館兼画廊の様な建物です。申し訳ばかりの入館料を払うのですが、ここの二階からの眺めはまた一段と素晴らしい。絵を見る、というより海を眺めに行くのがよろしいでしょう。ご主人曰く、ガラス窓から眺める日本海は一服の絵のよう、とのこと。確かにその通りです。売りに出したらかなりの値段が付くであろう美術品である砂沢ビッキのベンチに座って日本海を眺める贅沢はここだけのものです。秘密にしておきたい穴場です。

絵画館を後にして崖を下ると海岸の静かな舗装路を進んでゆきます。この辺りは聚富(シップと読む)という地区で昔の住宅の廃墟が沢山あります。この時期の民家跡の廃屋には必ずと言って良いほど水仙が咲いていて見事です。簡易舗装で車はたまに通る程度、快適な道です。石狩川に突き当たる辺りまで来ると砂利道になるので左折して国道に出て石狩河口橋を渡りました。あとは札幌中心街まで戻るだけになります。私が選んだルートは花川北から屯田に抜け、発寒川に沿って南下するものです。これは意外に車が少なくて快適でした。

mouraimapmourai

札幌〜月形周回ルート

札幌から北回りで国道275号線を抜け、月形町を経由して道道275号を使って岩見沢、後は概ね国道12号で札幌へ戻る周回ルートです。このルートは二度石狩川を渡らなくてはいけません。中流部以上は悩むことはないのですが、石狩川の下流域は結構川幅がある上に、時期によってはかなりの横風が吹きます。おまけに古い橋が多く道幅が狭いです。江別の新石狩大橋や石狩大橋はまさにこの例で、歩道部分がない上に交通量がかなりあり、横をトラックがすり抜けると怖い思いをします。今回は札幌大橋を使うことにしました。この橋は片側とはいえ歩道がしっかりとあり、これを使えば安全に渡りきることが可能です。晴れた日には大石狩川の滔々とした流れが心を癒やしてくれるでしょう。

札幌大橋の眺め

札幌大橋の眺め

札幌を朝9時半過ぎに出ました。まずはあいの里を目指して北へ東へと気ままにルートをとっていきます。札幌新道を過ぎて丘珠近辺に至ると視界も開けて百万都市札幌も郊外の風情が漂ってきます。篠路、拓北、伏古川を渡るとあいの里に至ります。この「あいの里」の由来は「愛の里」といったロマンチックなものではなく、「藍の里」です。昔藍の栽培をしていたことから来ております。現在は北海道教育大学のある文教地区です。ここを抜けるといよいよ札幌大橋を渡って石狩川の対岸へと進みます。当別バイパスは交通量が多いので、渡ってすぐ左折して太美地区へと入りますと交通量はぐっと減って快適な走行が約束されるでしょう。太美にはチョコレートのROYCEの工場があってソフトクリームなどを食べることもできます。そばには小説石狩川の本庄睦男の記念碑もあります。

本庄睦男生誕の地の碑とROICEの工場

本庄睦男生誕の地の碑とROICEの工場

太美からは道道112号を使いました。81号を使った方が交通量は更に少なくて快適かもしれませんがちょっと遠回りになります。当別からは国道275号に乗ります。コンビニは当別を抜けた青山と新篠津への分岐点にあり、これを過ぎると月形までありません。ここで今回はちょっといたずらをしました。北海道医療大学のところから線路を渡って裏道をたどってみたのです。この道には石狩金沢駅の裏に「ふくろふ乃湯」という私設の温泉があります。しかし現在は事情があるのかしまっております。更に中小屋側に進むと、「ノルトエッセン」というパン屋さんがあります。自然派のパンを焼いています。穴場です。お土産にパンを買います。

石狩金沢のノルトエッセン

石狩金沢のノルトエッセン

国道に戻ると後は月形まで一本道です。交通量はそれなりですが、不快ではない程度ですし路面状態もよいといっていいでしょう。本中小屋地区には中小屋温泉があります。

月形市街に入り、今回の目的の一つであった「月形樺戸博物館」によりました。ここは北海道最初の刑務所である樺戸監獄の資料を中心にしたものです。以前は本当に申し訳程度の資料を展示していただけで大して期待していなかったのですが、今回訪ねてみて驚きました。展示が相当に工夫されていますし、裏の立派な建物を改修したらしく、相当のスペースに明治時代の直筆資料などが多数展示されておりました。興味のある人にとってはとてもお得な博物館でしょう。

月形樺戸博物館

月形樺戸博物館

 

お昼も回っていたので何か食べようかなとラーメンのむつみや総本店がある皆楽公園を覗きました。(むつみやは2013.11に倒産)しかし時間がないので思い直して走り続けることにしました。

月形皆楽公園

月形皆楽公園

次の目的地は月形大橋を渡ってすぐの宮島沼です。ここは春先に多数の白鳥や真雁が降り立つことで有名なラムサール条約登録湿地です。夏のこの時期は大して見るものもありません。アイドルに山羊を飼っておりこいつに会うのが楽しみなのですが、あいにく当日はお出かけ中でした。ここは自販機もありませんから水の補給などは職員にお願いしてくんでもらうしかないでしょう。

宮島沼

宮島沼

道道275号を南進します。石狩平野の広さを感じ、左に白樺の疎林が続く美しい道です。国道12号にぶつかるところが峰延で、ここの神社には以前幌内神社にあった榎本武揚の扁額が残されているはずです。右折してすぐに三笠の道の駅に着きます。ここは野菜の販売店が人気です。コンビニも、もちろんソフトクリームもありますし、ラーメン店もあり賑やかです。私は水だけ補給。

あとはひたすら国道12号の帰り道です。さすがに幹線道路なのでこれまでのような快適な走りは期待できません。それでも岩見沢市街を抜けるとスムーズな走行ができます。そろそろガス欠気味となってきたので上幌向で水を買ってゼリーを流し込みました。

江別ではいくつか目的地があったのでこれを回りました。まずは河川防災ステーションで一服。売店は閉まってましたがトイレはきれいで江別の情報が集まります。ここから普段は通らない駅の南側の道をたどってみました。これは正解で車が少なくてよいです。どんどん走れば野幌を抜けて大麻の付近までゆくことが可能です。途中野幌駅手前の煉瓦作りの建物があります。グレシャムアンテナショップといって、江別市と姉妹提携しているグレシャム市や土佐市の物品の販売や喫茶コーナーがあります。煉瓦作りの工場を利用した落ち着いた雰囲気の建物で、結構遅くまでやっているようです。アメリカンコーヒーで一服して一日を振り返ります。

あとは札幌まで快適とはいえない一走りとなります。最後に驚いたのは森林公園付近にあった自転車専用通行帯です。これは札幌市内の北一条にあるようなインチキなものではなくて、ちゃんと車道や歩道から区分されています。左右どちらの歩道部分にも作られているという念の入れようでした。こんなのが都市部で増えるとありがたいとしみじみ思いました。

森林公園付近の自転車専用通行帯

森林公園付近の自転車専用通行帯

大谷地から南郷通に、そしてすぐに自転車専用道に入って町まで帰ってきます。総走行距離は120km程度です。

月形一周GPSログ

今回のルート

CatEyeAtlasの該当ページはこちらこちら

当丸峠-稲穂峠経由で積丹半島を周回

道々998号の当丸峠は、個人的には思い出深い峠です。今から30年以上も前、当時は砂利道の悪路で当然冬期除雪はされず、春先に六志内橋の所から延々とスキーで雪道を歩いて積丹半島縦走に挑んだことがあります。結局悪天候で果たせませんでしたが、丸一日六志内トンネルの中で快適な?テント暮らしができました。現在は泊原発の事故の際の避難路としての意味が増したため、通年通行が可能となりました。昔の曲がりくねった悪路は立派な橋でバイパスされ、峠付近は長大な覆道(スノーシェルター)で覆われて、かつての六志内トンネルもその一部に取り込まれています。冬期の除雪作業を楽にするためでしょう。立派な道ですが普段は通る人も少なく、自転車で走るには理想的な峠です。

当日は余市道の駅「スペースアップル」に車を置いて出発しました。この時期の道の駅は、ここで寝泊まりするキャンパーで早朝から賑やかです。大体こういう人たちは奥の第二駐車場を利用していて、私も長時間止めるときはこちらを使っています。自転車を組み立てていると大体この人たちがよってきて話になります。割と年配の人が多く、皆さん結構遠くから来ていて、中にはキャンピングカーで寝泊まりしながら夏中を北海道で過ごすというすごい人もおりました。

古平のろう燭岩

古平のろう燭岩

さて余市を出発して日本海沿いを積丹半島側へと進むと、第一の関門は出足平峠(「でたりびら」と読む)です。梅川地区からちょっとした登りに耐えなくてはいけません。頂上付近は梅川トンネルとなっており、歩道などはなく狭いトンネルでちょっと不快。一気に下ると白岩町の湾となり、この先は古平まで長大なトンネル地帯となります。20人の犠牲者を出した1996年の豊浜トンネル事故のあと、この地域や雷電海岸のトンネルは大改良が加えられました。事故が起きた豊浜トンネルは、隣にあったセタカムイトンネルとつなげる形で延長され、現在では事故現場となったチャラツナイ岬を間近に望むことはできなくなりました。古平側の出口にあたるセタカムイ岩の下に小さな公園が作られ慰霊碑が建っております。トンネルはいずれも立派な道幅と内部照明を備えていますし、路面もあまり痛まないせいか外の道よりも走りやすく、比較的安心して通り抜けることができます。ただともかく長いので夏でも段々と体が冷えてきて、日の光が見えたときにはほっとします。わずかに途中で見える海には有名なろう燭岩が浮かぶのを望めます。沖歌トンネルを過ぎるとようやくトンネル地帯も終わりです。左には古平家族旅行村というキャンプ場も見えてきます。そして小さなトンネルを抜けると古平の沢江町となり、いよいよ当丸峠の旅の始まりです。沢江の曲がり角にはコンビニがあるのでここで必要なカロリーを調達します。

六志内の御社

六志内の御社

沢江からの古平川沿いの道はほとんど走る車もなく快適なペダリングとなりました。農家のおじさんが不思議なやつ、というような目でこちらを見ております。自転車でこんな所を走る人は珍しいのでしょう。古平川とは六志内で分かれ、道は六志内橋を渡って六志内川から尾根にとりついてゆきます。この先の登りに備えてまずは一休み。赤い鳥居の御宮で道中の無事を祈願します。登りに耐えて進みますが、かなり上に牧場があるせいか人の気配はそれなりにあります。熊に出会うほどの雰囲気はありません。牧場を過ぎ、大きく尾根を巻くと遙か彼方に覆道が見えてきました。展望覆道です。あそこまで上るのか、とため息が出ますがもうひとがんばりです。展望覆道までくればあとは楽に峠まで登れるでしょう。峠自体は覆道に覆われてまったく展望がききませんので手前の展望覆道に横穴が開いていて眺めを楽しむことができます。古平と神恵内の町境が峠ですが覆道内にある看板と道の傾斜でかろうじてここが峠であると知ることができます。一応写真を撮って下り基調の道に入ると次第に傾斜が強まってゆきます。車が少ない道なのでスピード狂の方には堪えられないことでしょう。ただ路面には恐らく雨水を排水するためと思われる縦溝が執拗に切られております。(横溝ではなく縦溝です!)このためロードの細いタイヤですと溝に足を取られる感じとなって気持ち悪いです。私のような臆病者はあまり速度を稼ぐことができませんでした。それを除けば眺めも申し分のない楽しい下りです。

当丸峠は覆道のままで通過する

当丸峠は覆道のままで通過する

 

 

神恵内の有名店「勝榮鮨」

神恵内の有名店「勝榮鮨」

下りきれば神恵内。古宇川は清澄で実に美しい流れです。魚も当然いるのですが禁漁です。竿は出さないように。神恵内では楽しみにしていたものがあります。勝榮鮨という評判の寿司店があるのです。なにしろ並んで待つらしいので開店前に着いたのを良いことに行ってみました。開店30分前というのに既に店の前には人が何人も座ってます。話を聞いてみると店の中にノートがあるからそれに名前を書き込んで待つのだとのこと。見れば5-6組の名前が書かれておりました。私も書き込んで待つこと一時間あまり。店が小さいので開店してからも実際入ることができるまでさらに待たされます。途中で小雨が降ってきて隣の空き店舗を待合に解放してくれました。これまでして食べた鮨の味はいかに、というと、中々のもの。都会の洗練された(コジャレタともいう)鮨とは違いますが、ネタが惜しみなく使われている上にちょっとした仕事もされていて、おいしいです。この店に行って「お昼」を食べたいなら10時半には神恵内に着くことです。

 

神恵内漁港のトイレ 名前に注目!

神恵内漁港のトイレ 名前に注目!

 

旧幌似駅駅舎です

旧幌似駅駅舎です

 

くだもの村 フルーツパイなどが売られています

くだもの村
フルーツパイなどが売られています

せっかくここまで来たので神恵内道の駅まで足を伸ばします。まずは港でトイレを。大体漁港には立派なトイレがあるものですが、ここも、、、ありました。立派です。名前もしゃれてますね。道の駅は市街をかなり外れたところにあります。道の駅スタンプを押して、神恵内のキャラクターの「どらごん太」をゲット。お姉さんの「ペアで買えば割引になりますョ」の甘言にのって雄雌ペアで買ってしまいました。神恵内へ戻り、海岸沿いを岩内方面に進みます。断崖が続く海岸の常で出岬をかわすたびに多少の上り下りを強いられます。こちらの道は数年前の台風で橋が崩れて暫く神恵内が陸の孤島状態になったことがあります。そのためいくつかの入り江は巨大な橋でバイパスされるようになりました。橋の上から小さな船入澗が遥か下に見下ろせるのはちょっと他にない光景です。兜岩には北海道で各地に残る義経伝説があります。岩内方面を見れば泊(とまり)の原発も望めます。原発には警備の問題などから近づけませんので姿を見られるのはここと岩内側からになります。堀株トンネル(「ほりかっぷ」と読む)で原発をかわすと泊原発のPR施設「とまりん館」で一休みして日本海と離れて共和に入ってゆきます。岩内へは向かわずに堀株川右岸を進みます。畑の中の気持ちの良い道です。途中で幌似駅に寄ってみました。旧岩内線の廃駅です。国富のコンビニが峠前の最後になりますから、ここでエネルギー補給です。国富のおばけ煙突をながめつつ稲穂峠の登りにかかります。この峠は標高差はそれほどではありませんが、腐っても国道5号ですからそれなりの交通量です。おまけに道はそれほど広くはありません。特に最後の稲穂トンネルは長さも少しあるのでちょっと不快なトンネルです。このトンネルを過ぎると大江の橋まで一気の下り。あとも下り基調で仁木まで楽に走れます。ここまで来ればゴールの余市は目の前。まだ時間もあるので仁木の十字街にあるお菓子屋兼喫茶店のような店「くだもの村」で甘いものを頂くことにしました。仁木は果物の里ですから本当は果物のパイが食べたかったのですが、どうやらカット売りはしないらしく、出せるのはスイートポテトだけ、と言われてしまいました。まあそれでもいいわい、と一服して一日を締めくくりました。約120kmのコースとなります。

最後のおまけは余市ワイナリーです。ワインを売っているのは当然ですが、レストランもなかなかおしゃれです。駐車場もかなり広いですよ。

余市ワイナリーです

余市ワイナリーです

CatEyeAtlasの該当ページはこちらこちら

万字シコロ沢林道を走る

美流渡から万字-夕張間の峠に続くシコロ沢林道は一般車両も通行できる比較的しっかりとした林道です。今回は峠まで一般車道を使って、下りは林道を楽しんでみました。

美流渡までは岩見沢方面から道々38号を使って車で入り交通センター(旧美流渡駅)裏に駐車して出発しました。今回のルートは熊が出る可能性がゼロではないので、ボトルケージに大型マスタードスプレーを固定します。まあ出会ったら本当に役に立つかは疑問ですが。首からはホイッスル。下りで鳴らしながら進むためです。サドルには熊よけの鈴。これでまあ完璧でしょう。38号はわずかな登り傾向の道ですが、快調に毛陽交流センターを過ぎ、万字地区に入ります。美流渡もそうですが、ここには昔の炭鉱住宅やズリ山を利用した公園などが残されています。住む人はめっきり少なくなりましたが、最近芸術系の人たちがやってきております。道々沿いには旧万字線の万字炭山駅が役場の出張所兼バスターミナル兼診療所として残されています。もう一つの旧万字駅の方は沢の対岸にあり、現在は郵便局になっています。どちらも休日は無人ですが。旧万字小学校付近には鉱泉を利用した入浴施設などもあっておもしろいところです。秋にはリンゴ畑の赤い実が美しいです。

万字小学校跡の石碑

万字小学校跡の石碑

ここからは本格的に峠道になります。民家は奥万字にあった万字温泉(現在は廃業してしまい、既に建物もありません)のところに一軒あるだけです。当然水の補給などは不可能です。確か万字にも自販機などなかったと思いますから、毛陽交流センターまでの間で補給すべきです。登りに耐えつつ進むと次第に視界が開けます。この峠はあまり通行量がなくて静かで快適です。あまり乱暴なドライバーにも出会わない感じですが、まあ油断は禁物。路面もまずまずです。数年前に路面が崩れかけたことがあり一年ほど通行止めになったことがあります。このときは峠手前数百メートルの部分で数カ所道に亀裂が入りました。現在は何とか補修されています。あえぎつつ峠について、いよいよ林道下りの始まりです。空気圧を落として悪路に備えます。

峠からの林道入り口付近

峠からの林道入り口付近

まずは尾根伝いの道を進みます。右は万字に向かってスッパリと沢が落ちていてよい眺めとなります。地図ではこの沢に沿って歩道があることになっており、その分岐点も確認できますし、上から道の跡らしきものも見えますからあるいは今も歩けるのかもしれません。暫く進むと道は二手に分かれます。左は夕張へ続く旭林道、右が本日のシコロ沢林道になります。

旭林道との分岐点(右がシコロ沢林道、左が旭林道)

旭林道との分岐点(右がシコロ沢林道、左が旭林道)

待望の下りが始まります。速度が上がりますが熊には注意が必要でしょう。何しろ自転車はエンジン付きの乗り物に比べるとほとんど音がしないので野生動物たちは油断します。そのくせ下りは結構な速度で近づきますから出会ったときには相手はパニックになってしまうようです。以前ほかの林道を下ったときにはキツネがキョトンとした顔でこちらを見ていて、かなり近づいてから驚いたように脇へどけたことがあります。実は今回も狸の子が道路脇の広場で遊んでいて、自転車が横まで来て驚いたように草むらに逃げ込みました。これが熊だと…..思わず笛をくわえる歯に力が入ります。途中に開けた尾根があり、ここで一休みしました。INOUのスイッチを一旦切ったのですが緊張していたのでしょう、入れ忘れてしまいログを残し損ねました。このあと沢筋に降りると、やがて上美流渡地区にでて民家が見えてほっとします。

おまけは帰りに通った栗沢で見たとぼけた看板です。

「たべたくなるほど、おいしい」とは、マイッタ!

「たべたくなるほど、おいしい」とは、マイッタ!

CatEyeAtlasの該当ページはこちら